シトラス調
レモンバーム
Lemon balm 別名:メリッサ、ビーバーム
レモンバームは2000年以上も前から古代ギリシャ人によって栽培され、不老長寿の霊薬と呼ばれて愛されてきました。
科名
シソ科
作用・効能
鎮静作用、発汗作用、鎮痛作用、鎮痙作用、抗ウイルス作用、神経調和作用、解熱、疲労回復、胃腸強壮
特徴
レモンバームは爽やかなレモンの香りのするハーブです。初夏から夏にかけて咲く花の蜜にもレモンの香りがありミツバチを引き寄せるため、ギリシャ語で「ミツバチ」の意味を持つメリッサや、ビーバームという別名があります。
歴史・エピソード
11世紀に書かれた「医学典範」には、レモンバームは心を明るく陽気にさせ元気を取り戻すと記されています。
17世紀、カルメル修道会がレモンバームをベースにしたハーブリキュール「カルメルのメリッサ水」を作り、広く知られるようになりました。
利用方法
●料理
柔らかい若葉は刻んでサラダに混ぜるとほんのりと香りが加わりおすすめです。レモンバームで香り付けしたソースやドレッシングは鶏肉や魚料理との相性がいいです。
白ワインに浸けこむと香りまろやかなハーブワインになります。
●ハーブティー
神経を安定させ、体を冷やす作用があるので、緊張やイライラ・神経性の頭痛が続くときはアイスティーにしてクールダウンを。風邪で熱っぽい時にはホットティーで召し上がってください。
消化を助けるので食後のお茶にもおすすめです。