その他
ディル
Dill 別名:伊乃牟止(イノンド)ディルはコスモスの葉のような細く繊細で柔らかい葉を持つハーブです。フェンネルというハーブに似ていますがディルは一年草でフェンネルとは属が異なります。ディルの語源は古代ノルウェー語で「なだめる、やわらげる」という意味を持ちます。赤ちゃんも落ち着かせるリラックス効果抜群のハーブとして重宝されています。
科名
セリ科
作用・効能
抗菌作用、利尿作用、鎮痙作用、駆風作用、通経作用、鎮静作用、催眠作用、抗酸化作用
・喘息の発作や胃の不快感の緩和に役立つ
・ミネラルが豊富に含まれていてデトックス効果がある。
・リラックス効果があり入眠を助け、母乳の分泌を促す作用がある。
特徴
ディルは茎まで全部食べられる生食にむいたハーブです。すっきりした香りで苦味がないので食べやすいです。
種子にも香りがありスパイスとして利用されています。
無農薬で育てたディルの花はエディブルフラワー(食べられるお花)として使うことができます。花火のような形の黄色い小さな花でとても可愛らしいです。
歴史・エピソード
紀元前1550年頃から頭痛を和らげるために使われていました。
鎮静作用があるのでヨーロッパでは子供の夜泣きや不眠症に良いとされ、種を煎じたものを飲用したり葉茎をすりつぶしたものを胸に塗って使ったと言われています。
利用方法
●料理
スープ、マリネ、ピクルス、マヨネーズ、ドレッシング、卵、クリームチーズなどの風味付けに使用できる。
葉茎は魚料理、特にサーモンとの相性が良い。長時間の過熱は風味が失われてしまうため、仕上げにさっと加熱するか、生のまま使います。
●ハーブティー
リラックス効果があると言われていて、特にディルの種を加えたホットミルクは安眠のために飲まれています。