ハーブについて
About Herbs.
近年、健康志向の高まりやビーガンの増加で注目されているハーブ。
ハーブとは生活に役立つ香りのある植物のことで種、葉、茎、花まで利用でき、
料理のほかにも美容や健康など生活に幅広く活用されます。
-
ハーバル調
薬草的なグリーンの香り
-
シトラス調
爽やかな柑橘系の香り
-
スパイシー調
清涼感や刺激的な香り
-
フローラル調
甘みのある優雅な香り
-
その他
エディブルフラワー
ハーブの歴史
ハーブの歴史は古く、紀元前1700年頃(古代エジプト時代)に書かれたパピルスの文書には既に約700種類のハーブが記されており、医薬品や儀式などで使用されてきました。19世紀に医薬品が化学的に合成されるようになるまでは薬草による治療(植物療法)が医学の中心だったのです。20世紀には医薬品を使う近代医学が主流になり植物療法は使われなくなってしまいました。しかし近年では医薬品の副作用等の問題や生活習慣病や精神的ストレスによる病気に悩む人が増加しているため、再び、植物療法に注目が集まっています。
豊かな香り
ハーブの特徴はやはり香り。フレッシュハーブの香りはとても豊かです。レモンやリンゴ、森林やスパイシー調の香りなど、ハーブの種類ごとに香りはとても個性的です。まずは好きな香りを見つけることからハーブを楽しんでみてください。
魅力的な効能
料理に使われることが多いハーブですが、リラックスや消化促進、抗酸化作用など、生活に役立つ様々な効能を持っています。なんと老人性認知症の改善に役立つと期待されているハーブ(ローズマリー)もあります。
ただしハーブは医薬品ではありませんのですべての効能をすぐに実感できたりするわけではありません。ハーブの持つ自然な力でゆっくりと生活を整える感覚で、少しずつ日々の生活に取り入れて長く楽しんでください。
ハーブの楽しみ方は様々ありますが大まかには「食べる・飲む」「香りを嗅ぐ」「見て楽しむ」この3つです。
いつもの暮らしにハーブを足すという感覚で、少しずつハーブを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ここではハーブの楽しみ方のほんの一例をご紹介します。
詳しい情報はブログなどで発信していきますのでぜひチェックしてみてください。
フレッシュハーブ
ハーブの香りを最大限に感じられるのが
フレッシュハーブです。料理に使ったり、水出しで
ハーブウォーターにしたり、乾燥ハーブにはない
複雑で豊かな香りを味わうことができます。
また、葉の色や形、食感などハーブ本来の
個性的な姿も楽しめます。
ドライハーブ
乾燥することで長期間の保存ができ手軽に楽しめます。
乾燥する過程でフレッシュハーブの持つ
みずみずしい香りは失われてしまいますが、
乾燥することで成分がギュッと濃縮されています。
-
料理
臭み消しや風味付け、サラダなど生食も
-
ハーブティー
フレッシュとドライで香りの違いを楽しむ
-
料理にハーブを加えることで素材の臭みが消えたり、美味しい風味が付くことで味に深みが出て塩分などの調味料を控えめにすることができます。
ハーブマヨネーズ
ディルを刻んでマヨネーズに混ぜるだけ。ディルの甘みと爽やかさが加わったマヨネーズは野菜をさらに美味しくさせます。たまごサラダやサンドイッチなどにも合います。ディル以外のパセリなどお好きなハーブでも試してみてください。
ハーブチーズ
クリームチーズと刻んだハーブ(ディル、チャービル、イタリアンパセリ、チャイブなど)を混ぜるだけ。お好みでナッツやドライフルーツ、黒コショウなどを混ぜてクラッカーやパンと一緒に召し上がれ。お好きなハーブをお好きな分量で。様々なハーブの香りが楽しいハーブチーズです。
ハーブワイン
辛口のワインに綺麗に洗ってしっかり水気を取ったローズマリーやレモンバームなどを入れ2~3日冷暗所で密閉保存して出来上がり。いつものテーブルワインをちょっと変化させて楽しんだり、好みではなかったワインだったときに試してみるのもおススメです。
-
ハーブティー
フレッシュとドライで香りの違いを楽しむ
-
ハーブティーは単体だけでなく緑茶・紅茶・フルーツジュース・お酒などと組み合わせることもでき、様々なシーンでハーブを楽しめます。
ドライハーブティーの基本の淹れ方
分量はティーカップ1杯分(約150ml~180ml)で茶葉がティースプーン山盛り1杯(約3g)。
- ポットに茶葉を入れ、一度沸騰させてから一呼吸おいたお湯を注ぐ。
- 蓋をして3~5分蒸らす。
その後、茶こしを使ってカップに注ぐ。
※ティーバッグの場合は商品説明に従ってください
フレッシュハーブティーの基本の淹れ方
ハーブの香りの強さなどにもよりますが分量は1人分が指で2~3つまみ程度(ドライの3倍量)。
- ハーブを洗い水気を切っておく。
- ポットにハーブをちぎって入れる。
(ちぎることで成分が出やすくなりますが、あまり細かくすると青臭くなることがあるので大きめで。) - 沸騰したてのお湯をポットに注ぎ、蓋をして3~5分蒸らす。
その後、茶こしを使ってカップに注ぐ。
ハーブティーは二煎まで美味しくいただけます。
-
ハーバルバス・ハーバルスチーム
香りと植物成分でくつろぎ時間
-
消臭・抗菌・虫よけ
植物の自然な力でやさしくケア
-
ハーブのエキスが溶け込んだハーバルバスで一日の疲れをリセットしたり、芳香浴を兼ねたフェイシャルスチームでリフレッシュして頑張った自分を癒してあげましょう。
ハーバルバス
ガーゼにくるんだり不織布など網目の袋に入れたハーブを洗面器やボウルに入れ、ハーブの成分をしっかり抽出するため熱湯を注ぎます。10分経ったらそのままお湯を張った浴槽にあけて入浴します。
ハーバルスチーム
ハーブの蒸気を顔にあてることでリラックスしながら肌をケアします。※ぜんそくや咳がひどいときは避けてください。
洗面器やボウルにハーブを入れ、ハーブが浸かる程度に熱湯を注ぎます。火傷に注意しながらお湯の20cm程度上に顔をかざし、蒸気が逃げないように大きめのタオルを被って目を閉じます。時間は3~5分程度。終わったら化粧水などで保湿してください。 -
消臭・抗菌・虫よけ
植物の自然な力でやさしくケア
-
ハーブには消臭効果や抗菌作用、防虫効果を持つものがあります。これらのハーブの有効成分を抽出した浸剤やチンキ剤などは、生活の様々な場面で活用できます。市販品の強力な効果とは違っておだやかな作用になりますが添加物を使用していないので安心して使うことができます。
浸剤とは?
ハーブを水やお湯に浸して有効成分を抽出したもの。
ハーブティーとして楽しんだり、手作り化粧水等のベースとして活用したり、布に浸み込ませて湿布にしたりできますが保存はできません。チンキ剤とは?
ハーブの有効成分をアルコールで抽出したもの。長期保存することができます。
チンキ剤の作り方
- 保存瓶の容積分に細かくカットしたフレッシュハーブを入れウォッカで完全に浸し、フタをして毎日1回瓶をよく振り2 週間熟成させます。
- ハーブを絞り出すようにこして保存瓶に入れてできあがり。
-
健康ケア
呼吸器系・消化器系・女性の健康ケアにも
-
ハーブクラフト
クラフトしてハーブを長く楽しむ
-
蒸気吸入
マグカップに抗菌作用のあるローズマリーやタイム、鎮静作用や去痰作用のあるスイートマジョラムなどのハーブを入れて熱湯を注ぎ、深呼吸をするようにゆっくり蒸気を吸入します。アロマテラピー効果もあり気分転換やリラックスタイムにも最適です。
風邪などの予防に
セージには殺菌・抗菌作用があり喉によいと言われています。セージのハーブティーを使ったうがいは風邪などの予防におすすめです。
ホルモンバランスによるトラブルに
イライラしたり気分が落ち込んだ時にはレモンバームティーやベルガモットミントがおすすめ。どちらも香りが爽やかで飲みやすく、レモンバームは抗うつと強壮作用があり、ベルガモットミントはリラックス効果があります。緊張感が続くときにはアイスティーにして飲むと気分を鎮めてくれます。
更年期のホットフラッシュにはセージやミントを。発汗を抑えて爽やかな気分にしてくれます。
セージには女性ホルモンに似た働きを持つ成分が含まれておりホルモンバランスを整える働きがあると言われていて、PMSや生理痛の改善にも期待されています。 -
ハーブクラフト
クラフトしてハーブを長く楽しむ
-
ハーブは乾燥させたりしてクラフトすることでより長く楽しむことができます。
乾燥させてポプリにしたり、キャンドルやボタニカルソープを作ったり、リースやスワッグにして飾ったりと生活を彩ることができます。ラベンダーバンドルズ
11本以上の奇数本を束ねたラベンダーで作るラベンダーバンドルズ(ラベンダースティック)を室内に飾ったり、防虫効果もあるので衣類の入った引き出しにいれて香り移して楽しむこともできます。車に1本入れておくとラベンダーがやさしく香ります。
芳香蒸留水
水蒸気蒸留法でハーブに含まれる芳香成分が溶け込んだ芳香蒸留水を作ります。この液体にはエッセンシャルオイルも含まれます。大がかりな装置が必要になりますが、addHERBでは専属農園で栽培しているハーブを使って水蒸気蒸留を行っています。お好きなハーブと分量で自分だけの芳香蒸留水を作ってみませんか?
アロマディフューザーでアロマオイルとはまた違った自分だけの自然な香りを部屋に漂わせて楽しむことができます。